Honne.log
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AdSenseに2回落ちて分かった、Webアプリが審査に通らない本当の理由

個人開発しているHonne.logで、Google AdSenseの審査に2回落ちました。この記事はその記録です。まだ通っていない現在進行形の話なので、成功体験談ではありません。ただ、同じようにWebアプリで審査に苦戦している方には、何かしら参考になる部分があるかもしれません。

1回目の否認

最初に申請したのは、サービスの実装がひと通り終わった頃でした。結果は否認。理由は「有用性の低いコンテンツ」でした。

正直、最初はピンときませんでした。日記を書いてAIが分析するという機能はきちんと動いていましたし、料金プランもFAQも用意していました。それでも「有用性が低い」と判定されたわけです。

思い当たるところを一通り直しました。サイト内に残っていた「準備中」の表示を消し、AI分析のサンプルページを新設し、コラム記事を4本書き、sitemapとrobots.txtを確認し、OGP画像の不具合を修正し、同意メッセージの設定も済ませました。それなりの量の改善をしたつもりでした。

2回目も否認、しかも理由が分からない

再審査を申請し、結果はまた否認でした。

このとき一番つらかったのは、否認そのものよりも「何が悪いのか分からない」ことでした。コンテンツの量が足りないのか、ポリシーに違反しているのか、サイトの構造に問題があるのか、切り分けができない。何を直せばいいのか分からないまま、しばらく手が止まりました。

後から分かったのですが、これは私の確認不足でもありました。AdSenseの管理画面には、否認の理由と、参照すべきポリシーへのリンクがきちんと表示されていたのです。「コンテンツの最小要件」「独自性のある質の高いコンテンツ」「品質に関するガイドライン」の3つが挙げられていました。

根本的な原因に気づく

理由がはっきりしたところで、ようやく本質的な問題に思い当たりました。

Honne.logの価値は、ログインした先にあります。日記を書く画面、カレンダーで振り返る画面、AIが分析する画面。これらがサービスの中身そのものです。

そして私は、これらのページをすべてrobots.txtでクロール禁止にしていました。個人の日記を扱うサービスなので、当然の判断です。検索結果にユーザーのページが出てきては困ります。

しかしその結果、クローラーや審査担当者から見えるサイトは、トップページの機能紹介、サンプルページ、コラム4本、お知らせだけになっていました。

つまり「アプリの説明書」はあるけれど「アプリの中身」が一切見えない状態だったのです。これでは「このサイト独自の価値は何か」が伝わりようがありません。コンテンツの量を足すという発想では、そもそも解けない問題でした。

これは私だけの話ではなく、価値がログインの向こう側にあるWebアプリ全般に共通する構造的な難しさだと思います。ブログやメディアと違って、アプリは「見せられる中身」が公開範囲にほとんどありません。

今やっていること

そこで方針を変えました。「コンテンツを増やす」のではなく「このサイトにしか出せないものを、ログインなしで見えるところに置く」という考え方です。

一つは、登録不要でAI分析を体験できるデモを作りました。用意した複数日分の日記例を選ぶと、その場で実際にAIが分析します。1日分ではなく複数日分にしたのは、Honne.logの分析が「複数の記録から背景やパターンを読む」ことを核にしているからで、単発では価値が伝わらないためです。これで、訪問者にも審査担当者にも「アプリの中身」を直接見てもらえるようになりました。

もう一つは、記事の方向性を変えたことです。それまで書いていたのは「日記の続け方」「自己分析のコツ」といった、正しいけれどこのサイトでなくても書ける内容でした。一般論をいくら積み上げても独自性にはならないと考え直し、開発の過程や設計の判断といった、自分にしか書けない一次情報を書くことにしました。この記事自体がその一本です。

運営者が何者で、なぜこのサービスを作ったのかを書いたページも用意しました。

現時点での学び

まだ結果は出ていません。3回目の申請はこれからです。

ただ、2回落ちて分かったことははっきりしています。「有用性の低いコンテンツ」という指摘は、記事の本数や文字数の話とは限らないということです。少なくとも私の場合は、量ではなく「このサイトでなければ得られないものが、外から見える場所にあるか」という問題でした。

この記事の結末は、審査結果が出た時点で追記します。